エーハイムのクラシックフィルター「2211」は、そのシンプルな構造と高い信頼性から、特に小型水槽のアクアリストに長く愛されているモデルです。しかし、初めて外部フィルターを導入する方や、限られたスペースに設置したい方にとって、「2211のサイズ感」は意外と悩みの種になりがちです。
このガイドでは、エーハイム2211の具体的な寸法や設置条件を解説し、小型水槽(45cm以下)での最適な設置場所の選び方、そして水流の強さといった「サイズ」にまつわるユーザーの悩みと解決策を紹介します。
注意書き
※内容・条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式ページをご確認ください。
エーハイム2211の基本サイズと適合水槽
まず、エーハイム2211がどれくらいの大きさで、どのような水槽に適しているのかを確認しましょう。
エーハイム2211は、クラシックフィルターシリーズの中で最も小型なモデルの一つで、本体サイズは約幅145×奥行110×高さ290mm(突起部含む)と非常にコンパクトです。ろ過槽容量は1.3L、ろ材容量は約1Lとなっています。
このサイズから、適合水槽の目安は45cm水槽以下(約48L以下)とされています。この「目安」は、一般的な熱帯魚や水草水槽を想定したもので、魚の数や種類(大型魚、海水魚など)によっては、ろ過能力の調整や、より大型のフィルターの併用が必要になる場合があります。
設置する際は、フィルター本体を水槽よりも低い位置に、水面との高低差最大150㎝までに置く必要があります。これは、サイフォンの原理を利用して水を循環させるためです。
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 本体寸法 | 約 幅145×奥行110×高さ290mm(突起部含む) |
| 適合水槽(目安) | 45cm以下(約48L以下) |
| ろ材容量 | 約 1L |
| 高低差(最大) | 水槽水面から150cm以内(水槽より下に設置) |
30cmキューブ水槽で「サイズが大きすぎる」と感じる理由
45cm水槽以下が適合目安の2211ですが、特に30cmキューブ水槽(約27L)で使用を検討する際、「水流が強すぎるのではないか」という悩みがしばしば見受けられます。
これは、2211の持つろ過能力とポンプ流量だけでく、飼育している生体や育成している水草の種類など様々なことが理由になっています。流が強すぎると、水草がなびきすぎたり、遊泳力が弱い生体がストレスを感じたりする原因になります。
この問題の解決策としては、スピンパイプ(リリィパイプ・スピン)と呼ばれる水流を弱めることができる吐出口パーツを使用することが推奨されています。これを併用することで、30cmキューブ水槽でも穏やかな水流に調整し、2211の強力なろ過能力を活かすことができるようになります。
設置スペースを有効活用する工夫と関連製品
外部フィルターは水槽台の中や横に設置するのが一般的ですが、そのコンパクトなサイズから、2211は設置スペースの選択肢が比較的広いのが魅力です。
- 水槽台内部への収納: 45cm水槽用の水槽台であれば、ほとんどの場合、内部に楽に収納できます。ただし、メンテナンスのしやすさを考慮して、配管の取り回しに余裕を持たせることが大切です。
- ホースの取り回し: ホースが固いと感じる場合は、熱湯などで少し温めて柔らかくすると、配管作業がしやすくなります。これにより、狭いスペースでのホースの曲げ伸ばしがスムーズに行えます。
- サブフィルターの追加: 2211と接続できるサブフィルターもあり、ろ過容量をさらに増やしたい場合に、より多くのろ材を追加できます。
エーハイム2211 サイズ選びのまとめ
エーハイム2211は、そのコンパクトなサイズ(約 幅145×奥行110×高さ290mm)と、優れたろ過能力から、45cm以下の小型水槽にとって非常に優れた外部フィルターです。
サイズに関する主な悩みは、「30cmキューブ水槽などには水流が強すぎる」という点ですが、これはスピンパイプなどのパーツを組み合わせることで解決できます。設置スペースは水槽よりも低い位置であれば、水槽台内部や横など、比較的柔軟に対応できます。
もし、より強力なろ過能力を求めたり、将来的な水槽サイズアップを視野に入れているのであれば、一回り大きい2213も選択肢に入ります。ご自身の水槽サイズ、飼育環境、そして設置スペースを考慮し、2211があなたの快適なアクアリウムライフをサポートしてくれるか、検討してみてください。
