ADA(アクアデザインアマノ)から発売されている水草用カリウム添加液、「ブライティK」と「グリーンブライティ・ニュートラルK」。
どちらも水草の生長に欠かせないカリウムを補給しますが、「結局、自分の水槽にはどっちを使えばいいの?」と悩むアクアリストは多いはずです。
この記事では、両製品の決定的な違いとそれぞれのメリットを分かりやすく解説!あなたの水草水槽にぴったりのカリウム剤を見つけるためのポイントをご紹介します。
ブライティK ニュートラルKの違いは「pHへの影響」!
ブライティKとニュートラルKの最大の違いは、水質(pHとKH)に与える影響にあります。この違いが、あなたの水槽にどちらが適しているかを判断する重要なポイントになります。
ブライティKは「pHの低下を防ぐ」緩衝作用がある
ブライティKは、カリウムを補給すると同時に、水に緩衝性(かんしょうせい)を与えることで、pHが酸性に傾くのを防ぐ効果を持っています。
ニュートラルKは「pHを上昇させない」弱酸性キープ
グリーンブライティ・ニュートラルK(以下、ニュートラルK)は、カリウムを補給しても、水のpHや炭酸塩硬度(KH)を上昇させないという特徴があります。
多くの水草が好む弱酸性の水質を長期にわたって維持したい場合に最適です。特に、pH変化に敏感な水草を育成している方や、常に安定した水質を保ちたい方におすすめです。
どちらもカリウム補給の「主役」!基本性能は共通
両製品の重要な共通点は、「水草の健康な生長に欠かせないカリウムを補給する」という目的です。カリウムが不足すると、水草の成長に影響が出ます。
どちらを選んでも、このカリウム欠乏を防ぐという基本性能は十分に果たすことができます。
【早見表】ブライティKとニュートラルK
| 製品名 | 主な特徴 | pH・KHへの影響 | 
| ブライティK | pHの低下を防ぐ緩衝作用 | pHの低下を防ぐ | 
| ニュートラルK | pHを上昇させない | 弱酸性を維持しやすい | 
迷ったら「ニュートラルK」から試すのもアリ!
「どちらかを選ぶのが難しい!」と迷った場合は、ニュートラルKから試してみるのも一つの方法です。なぜなら、ニュートラルKはpHを変動させないため、水質への影響が少ない分、より多くの水槽で使いやすいと言えるからです。
もしCO2添加量が非常に多く、pHが酸性に傾きすぎると感じたら、ブライティKに切り替えることを検討しましょう。
ADA製品がすぐに手に入らない場合の賢い選択肢
ADA製品は、特約店での販売が基本となっており、お近くに店舗がない場合や、今すぐカリウム不足を解消したい時に、すぐに手に入れるのが難しい場合があります。
「ADAの商品じゃないと絶対にダメ…」という方以外は、別の商品を探してみるものおススメです。
ADA製品にこだわらず、水草の健康を第一に考え、スムーズに育成を継続しましょう。
まとめ:あなたの水槽環境に合わせて最適なカリウム剤を選ぼう!
ブライティKとニュートラルKの違いは、カリウム補給に加えて、水質のpHをどうコントロールしたいかという点に集約されます。
どちらも水草の美しく健康な生長をサポートしてくれる優秀な製品です。ご自身の水槽のセットアップや水草の種類、水質の安定度を考慮して、最適な一本を選んでみてくださいね!
 
  
  
  
  
