アクアリウム愛好家から長年愛され続けている「エーハイム クラシックフィルター 2215」。その信頼性は折り紙付きですが、購入前に気になるのが「流量」ではないでしょうか。
導入前に知っておきたいポイントを分かりやすく整理しました。
エーハイム2215の流量と水槽サイズ選びのポイント
エーハイム2215は、そのシンプルな構造と高いろ過能力から、特に60~90㎝水槽(約57~157ℓ)まで幅広く対応できる「万能選手」です。
※内容・条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式ページをご確認ください。
地域で異なるポンプ性能と実際のろ過効率
エーハイム2215のカタログスペック上の最大流量は、東日本の50Hzで500L/h、西日本の60Hzで620L/hとなっています。この数値は理論値の能力です。
実際にろ材を4L詰め、ホースやパイプを接続した実用状態では、流量は控えめになるはずです。
60cm水槽での「強すぎる水流」対策
60cm規格水槽(60×30×36cm)で使用する場合、特に60Hz地域では「水流が強すぎて魚が疲れてしまう」という悩みをもつ人もいます。
対策としては、シャワーパイプの穴をドリルで少し広げる、穴を水槽の壁面に向ける、あるいは別売りの「ナチュラルフローパイプ」を装着して水流を分散させるのが効果的です。これにより、高いろ過容積を確保しつつ、生体に優しい環境を作ることができます。
90cm水槽や過密飼育での注意点
90cm水槽や、大型魚・金魚などの「汚れやすい魚」を多頭飼いする場合、2215一台では流量・ろ過能力ともに余裕がなくなることがあります。
90cm以上の水槽で運用する場合は、サブフィルターを連結してろ過容量を増やすか、ワンランク上の「2217」を選択肢に入れることで、メンテナンス頻度を下げつつ安定した環境を維持しやすくなります。
流量が落ちた?と感じた時のチェックリスト
「最初は勢いがあったのに最近水流が弱い」と感じた場合、主な原因は「ホースの汚れ」、「ろ材の目詰まり」、「インペラーのぬめり」です。
- ホース: 内部に付着した藻類やバクテリアの膜は、見た目以上に抵抗となります。
- ろ材の目詰まり: 特に細目フィルターパッドが目詰まりすると急激に流量が低下します。
- インペラー: モーターヘッド内の回転羽に汚れが溜まると回転効率が落ちます。
これらを専用のブラシで清掃するだけで、驚くほど流量が復活することが多いです。
まとめ:エーハイム2215は「質」で選ぶフィルター
エーハイム2215は、単に水を回す速さ(流量)ではなく、4Lという大容量のろ材にじっくりと水を通す「ろ過の質」を重視したモデルです。
ご自身の地域の周波数と、飼育する生体の好む水流を考慮して、最適なアクセサリを組み合わせるのが、2215を使いこなす秘訣と言えるでしょう。
