60cm水槽用上部式フィルターの定番、GEX「デュアルクリーン600」。2つのろ過槽を備えた高効率な2段階ろ過構造により、使う側の「こだわり」を形にできる拡張性が魅力です。
2019年のリニューアルで散水器のメンテナンス性も向上しました。本記事では、この優れたフィルターの能力をさらに引き出し、水をピカピカにするためのおすすめろ材構成を解説します。
デュアルクリーン600 ろ材おすすめの選び方
デュアルクリーン600の最大の特徴は、2つのろ過槽と「オーバーフロー式散水機」による均一なろ過です。標準セットでも高い能力を持ちます。
さらに、別売の「ウェット&ドライろ過槽」を追加してろ過容量を約1.3L増設すれば、上位機種のグランデ級へと進化します。ここでは、購入後すぐに実践できる構成を提案します。
※注意書き > ※内容・条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式ページをご確認ください。
純正セットを活かした「基本の2段階ろ過」
まずは標準付属の「デュアルマットパワー(活性炭+セラミック入り)」「クリーンバイオ-N」「ストレーナースポンジ」をフル活用しましょう。
第1槽で物理ゴミをキャッチし、第2槽のバクテリア繁殖材で生物ろ過を行う合理的な構成です。初心者の方は、まずこのセットで「ウールは2週間〜1ヶ月で交換」「ろ材洗浄は1ヶ月〜」というメンテナンス周期を掴むのが、失敗しないアクアリウムの第一歩です。
生物ろ過を強化する「ろ材」のヒント
生物ろ材(リングろ材やセラミック)を追加している人は多いですが、ろ材そのものによって水質が劇的に変わることは基本的にありません。どれも「バクテリアの住処を増やす」という役割は共通しているからです。
一方で、変化を感じやすいのは化学ろ材です。
おすすめ商品一覧
代表的なのが活性炭系ろ材で、
・キョーリン「ブラックホール」
・GEX「ベストロカ バイオカーボン」
・エーハイム カーボン
などがよく使われています。
また、「リバースグレイン」シリーズ(フレッシュ/ソフト/マリン)を使用している人も多い印象です。
これらは黄ばみや臭いの除去、水質の調整など“目に見える変化”を感じやすいのが特徴です。
ただし、どれを入れれば必ず水が良くなる、という性質のものではありません。あくまで物理ろ過・生物ろ過を補助する存在です。
コスパと性能を両立する「おすすめ商品例」
上部フィルターを長く安定運用するためには、「ろ過能力」だけでなくメンテナンス性まで含めて考えることが重要です。掃除が面倒になる構成は、結果的にろ過能力の低下につながります。
最上段の物理ろ過には、
- GEX ウールマット
- コトブキ 立体マット
のような、安価で入手しやすい製品が相性抜群です。
ウールマットは価格が手頃で、汚れたら迷わず交換できるのが最大のメリットです。立体マットは通水性に優れ、目詰まりしにくい構造のため、水の流れを維持しやすいという利点があります。
物理ろ過は“使い捨て前提”と割り切ることが、結果的にろ過全体の安定につながります。
最下層には、耐久性の高いガラス製リングろ材を配置する人が居ます。
ガラス系リングろ材は、
- 崩れにくい
- 表面積が安定している
- 長期間使える
という特徴があり、生物ろ過の土台として優秀です。ここは頻繁に触らないことがポイントです。
「ウェット&ドライ」拡張による最強のろ過レイヤー
対応機種であれば、
- グランデ600
- グランデカスタム600
- デュアルクリーン600
に追加ろ過槽(ウェット&ドライろ過槽)を重ねることで、進化させることが可能です。これは単なる容量アップではなく、ろ過効率の質を一段引き上げる構造になります。
追加ろ過槽を使う最大の強みは、ウェット&ドライ構造に変わる点です。
- ろ過槽内に水を溜めず、常に空気と接触
- 上段からシャワーのように散水
- 下段ではダム式に水没状態を作る
つまり、
「酸素に触れる時間」と「水に浸かる時間」を両立させる構造になります。
通常の上部フィルターでも十分に機能します。
しかし、
- 魚の数が多い
- 給餌量が多い
- より透明度を高めたい
- メンテナンス効率を上げたい
という場合、3段構造+ウェット&ドライ化は最も理にかなった強化方法です。
ろ過は「ろ材の種類」よりも「構造」で差が出ます。構造を一段引き上げることが、真のアップグレードです。
まとめ:目的別にろ材を組み合わせて「ピカピカの水」へ
デュアルクリーン600は、標準仕様からフルカスタムまで、飼育スタイルに合わせて「育てる」ことができるフィルターです。
透明度を優先するなら活性炭を、長期安定を狙うならリングろ材を多めにするなど、自分なりの黄金比を見つけてみてください。
拡張パーツは通販サイト等でも入手しやすく、手軽にアップグレードできる点も大きな魅力です。

